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家庭でおきる衣類トラブル
ご家庭でおきる色々な衣類トラブル。みなさんご存知ですか?
普段の生活で起こってしまうトラブル(化粧品・洗浄剤・着用疲労・虫食い・タバコなどなど)から今回は「汗/日光」「紫外線」「カビ」この3点についてご紹介します。衣類に関する基礎知識として参考にしてください。
日光と汗
汗や日光による退色は、植物性の繊維製品に起こりがちです。これは、染料が汗の影響を受けやすいことによります。
汗のつきやすい衿回りや肩、背中、脇などを注意する必要があります。
また、色の種類によって(紫→青→赤→緑→黄)の順に変退色しやすく、濃い色ほど変退色の差が際立ちます。クリーニングに出す前は、くすんでいるため見落としがちですが、クリーニングによって、変退色した部分が目立つようになってしまいます。衿の付いている製品では、衿をちょっと裏返すだけで、日焼けしていない元の色と比較確認できます。

紫外線
白い衣類のほとんどは、蛍光増白剤というある種の染料で染められています。この蛍光増白剤は、長時間紫外線にさらされると黄色味をおびてくるという性質があります。
また、繊維本来の性能として紫外線によって、黄ばんでしまうという性質もあります。このことは、白い紙が時を経ると黄色くなってしまうのと同じです。特に絹製品は紫外線の影響を受けやすく、黄ばみやすい性質があるのです。紫外線の影響を受けにくい衿裏と比較してみましょう。

カビ
カビは一定の湿度と温度によってタンパク質やデンプン等を養分として繁殖します。特に、クリーニング後にポリ袋などに入れたまま保管したり、通気性の悪いクローゼットで保管していると、湿気が停滞する状態になり、結露することがあります。
そしてカビの繁殖を促すことになります。色々な色のカビがあり、一見すると黄色や青いシミのように見える場合があります。染料を分解し変色させるカビもあります。大切な衣類は定期的な虫干しなどの風乾をしましょう。
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